天の川
ハム友:今週も始まりました。「ことばとあそぼ」の時間です。今週は新しいあそびをしましょう。「三行詩」です。短い詩のことです。でも難しく考えないで。二行でも四行でもいいですよ。韻を踏まなくちゃとか強迫観念に囚われないで、楽しく作りましょう。
さて、昨日は七夕でしたよね。ということで、最初のテーマは
「天の川」
としましょう。あまり自由だと迷ってしまうかもしれないので、一つだけ、ルールをつけます。一行目に「天の川」という言葉をいれてください。
ではゲスト解答者に作ってもらいましょう。お茶の間のみなさんも一緒に考えてくださいね。
しば友:なんか、えれーむずかしいぞ。詩なんか作ったことねーぞ。
ハム友:そんなに構えるから、難しく感じるんだよ。いつもやってる川柳だって、ある意味三行詩だし。決まった文章に続けるのも、連歌と一緒でしょう。普通に思っていること、いつもしゃべっていることでいいんだよ。
ポメ友:アンタには期待してないから、適当でいいわよ。
しば友:天の川、天の川・・・。夜の空にあるんだな。夜、夜、暗い。よし!
「天の川
生まれたところに
ちょっと似ている」
ハム友:しば友くん!とうとう文才が開花したの!?
ポメ友:アンタ、なんか悪いもの食べた!?
しば友:夜って暗いだろ?生まれたときのことはよくおぼえてねーが、暗くってその内ぼんやりあかるくなった気がする。天の川ってそんなもんじゃねーのか?
ポメ友:なんだ、そんな発想ね。安心したわ。
ハム友:いやいやけっこう詩的だと思うけどな。
ポメ友:ワタシはロマンチックにいくわ。
「天の川
星の数をかぞえるの
星の光がきえるまで
ワタシの勝ちよ」
ハム友:・・・最後の一行は何?
ポメ友:あら、つい。なんか勝った気がするシチュエーションじゃない?
ハム友:そうかな。この場合、何に勝ったのだろう・・・。
ポメ友:わかったわ。もう一つ、とびきりロマンチックなのを。
「天の川
ワタシは地表でみてるだけ
ふりそそぐのを待っている」
ハム友:ポメ友さんにしては地味かも。
ポメ友:そう?たしかに、ちょっと小綺麗になってるかしら。もっとゴージャスじゃないと。ちなみに彦星っていい男かしら?モチベーションを上げないと。
ハム友:さあ、彦星の写真見たことないから・・・。
次はボクの番。ボクはロマンチックなのは苦手だなあ。よし、ポメ友さんの真似して。
「天の川
対岸は火の海
ただこちらでみてるだけ」
ポメ友:ちょっと同じ「みてるだけ」でも、全然状況違うじゃない!早く、織姫助けに行かなくちゃ!
ハム友:でも、ボク泳ぎ上手じゃないし、宇宙飛行士になるのは時間かかるし、NASAにコネないし・・・。
ポメ友:何、現実的なこと行ってるの!?いいわ、ワタシがつくる!
「天の川
対岸は火の海
ボクのシッポで橋をつくろう」
ハム友:ポメ友さんって、不測の事態が起きたとき一番頼りになるタイプだね・・・。いつも強いと思っていたけど。
みけ友:ウチは、ふつうにおしゃべりするニャ。
「天の川
手のとどかない
こんぺいとうニャ」
ハム友:普通のことばだけど、一緒にするとロマンチックだね。
さて、お時間となりました。今日はポメ友さんに怒られてしまいました。ポメ友さんが織姫なら、火事など怒気で消すのではないでしょうか。とと、ポメ友さんが睨んでいるのでこれにておしまいです。ではまた次回をお楽しみに!
あり友:
天の川
渡るもよし
流されるもよし
●pero君の友だち紹介●
しば友:柴犬、男の子。
ポメ友:ポメラニアン、女の子。
ハム友:ハムスター、男の子。
みけ友:三毛猫、女の子。
あり友:性別不詳、年齢不詳。
みんな合わせて、みな友。
ポチッとおしてもバクハツしないニャ、カイゾウするか?なに馬鹿なこといってるのよ!うん、改造もいいよね。
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